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クリティカルケアの専門性を高めたいなら「急性・重症患者看護専門看護師」を取得しよう

クリティカルケアを極め、重症患者を支えるプロフェッショナルになる

専門看護師なら「急性・重症患者看護専門看護師」

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「急性・重症患者看護専門看護師」とは

急性・重症患者看護専門看護師は、日本看護協会が認定する専門資格です。重症患者への対応を専門とするこの資格は、日本におけるクリティカルケア看護分野の最高峰に位置づけられています。2004年に「クリティカルケア看護」分野として特定され、2007年に現在の名称へと改称されました。

資格を取得するプロセス

急性・重症患者看護専門看護師の資格を取得するには、5年以上の実務経験(うち、クリティカルケア看護の実務経験は3年以上)に加え、看護系大学の修士課程で所定の単位を取得しなければなりません。
実務経験を積むには、できるだけ早い段階でキャリアプランを立て、上司と相談しながら希望分野での勤務経験を得られるよう配属先を調整することが必要です。また、看護系大学院で日本看護協会が定める教育課程基準に沿った教育を受けなければなりません。入学するには選抜試験に合格しなければなりませんが、実務経験は入学時には必須ではありません。働きながら大学院で学ぶことも可能です。
必要な実務経験と大学院での教育課程を修了したら、日本看護協会が実施する専門看護師の認定審査を受験します。この審査は書類審査と筆記試験の2段階で構成されており、年に1回実施されています。例年、書類の提出期間は6月~7月頃、筆記試験は10月~11月頃に実施されます。審査に合格し所定の手続きにより登録を行うことで、正式に急性・重症患者看護専門看護師として認定されます。
このように、急性・重症患者看護専門看護師になるには、長期的かつ計画的な努力が必要です。しかしその分、高度な専門性と臨床的判断力を持つ看護師として、クリティカルケアの現場で大いに力を発揮できるはずです。

学べる場所は限られている

すべての大学院で急性・重症患者看護専門看護師の教育課程が設置されているわけではありません。どの大学院で学ぶかは専門分野によって異なります。事前に日本看護協会の公式ホームページで、急性・重症患者看護専門看護師の教育課程のある看護系大学院を調べておきましょう。

資格は5年ごとの更新制

専門看護師の資格は5年ごとに更新が必要です。更新の際には、所定期間内に一定の看護実践、研修、研究実績を満たす必要があり、必要に応じて追加審査も行われます。審査で不合格となったり、更新審査を受けなかったりすると認定看護師の資格は取り消されてしまいます。継続的に専門看護師として活躍したいなら、条件をクリアできるように計画して行動しましょう。

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