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クリティカルケアを学ぶことは看護師としての成長につながる

クリティカルケアを極め、重症患者を支えるプロフェッショナルになる

専門性を高めたい看護師へ

専門性を高めたい看護師へ

クリティカルケアにおける看護師の仕事は多岐にわたり、ICUでは生命の危機にある重症患者に対して迅速かつ的確な対応が求められます。そのため、高度な知識と技術に加え、観察力や判断力も必要です。主な仕事は、生命維持のサポート、苦痛軽快、リハビリ支援などです。もしICUで活躍したいなら「急性・重症患者看護専門看護師」の資格取得が有効です。大学院での専門課程修了と実務経験が必要なので難易度は高めですが、高度なスキルを有している証明となるため、転職にも有利に働きます。

  • 看護師は重要な役割を担う

    クリティカルケアにおける看護師の役割について見ていきましょう。看護師は患者の異常を早期に発見し、生命維持管理や苦痛軽快を行う重要な役割を担っているため、高度な知識や技術だけでなく、観察力や判断力も必要です。重症患者は予測不能な状態変化が多いため、医師と協力して適切なケアを行わなければなりません。また、回復後の社会復帰を見据えたリハビリ支援も重要な役割の1つです。時には患者や家族の不安な気持ちを受け止めるなど、精神的なサポートも行います。

  • 一刻を争う状態の患者が対象の「ICU」

    ICUは呼吸不全や脳腫瘍、肺がんや食道がんのように重篤な疾患を抱え、生命の危機に直面した患者が多いため、容態の急変に即応できる体制が整えられています。看護師は医療機器の操作に精通し、患者のわずかな変化も見逃さないように観察・処置を行う必要があります。さらに、患者の日常生活リズムの調整やADLの維持を支援することで、心身の回復を促しています。また、家族の不安にも寄り添い、心理面のケアにも力を入れています。

  • 専門看護師なら「急性・重症患者看護専門看護師」

    急性・重症患者看護専門看護師は、クリティカルケア分野で高い専門性を持つ看護師に与えられる資格です。この資格は、2007年に現在の名称となりました。取得には大学院に進学し、専門課程を学ばなければなりません。一定の実務経験も必要なため、進学前から配属やキャリアを意識して計画的に準備しておきましょう。ただし、大学院によって学ぶ分野が異なるので注意が必要です。取得後は5年ごとに更新があり、常に学び続ける姿勢と自己管理が問われます。

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